デイトレードを成功さるためのコツや取引例を紹介

デイトレードとは?

デイトレードとは、当日中に注文と決済を終了させる投資スタイルのことです。注文を入れたら1時間程度~数時間ポジションを保有しますが、どんなに長くてもその日の終わりにはポジションを決済してしまいます。

スキャルピングとの違いは?

デイトレードは短期売買の一種ですが、デイトレードよりもさらに短い時間軸でトレードを行うのが、スキャルピングという手法です。

以下の表で違いをまとめておきます。

どちらもその日のうちにポジションを決済する短期売買ですが、最も重要な違いが難易度です。

FX相場では、短期であればあるほどノイズが入りやすく、テクニカル分析が効きにくくなります。スキャルピングは予測しない値動きが発生しやすく、瞬時の判断力や瞬発力が求められます。

テクニカル分析が効きやすく、瞬発力も求められないデイトレードの方が初心者向きと言えるでしょう。

デイトレードのメリット

大きなリスクを伴わない

相場でポジションを長く保有していると、大暴落や大暴騰に巻き込まれるリスクがあります。自然災害、ウィルスのパンデミック、政策金利の変更など、相場を大きく動かす要因は様々です。

しかし、その日のポジションを持ち越さないデイトレであれば、このリスクを小さくすることができます。特に週末にポジションを持ち越さないというのは、安全性を考えた場合に大きなメリットとなります。

時間の拘束が少ない

デイトレードと聞くと、ずっとパソコンに張り付いているというイメージがあるかも知れません。しかし、デイトレードでパソコンに張り付く必要は全くありません。

新規注文を入れたら、ストップ注文を入れて、あとは2,3時間に1回ポジションを確認すればOKです。さらに、利益確定の指値注文を入れておけば、やることはほぼ無いに等しいです。

仕事の合間、家事育児の間を有効活用すれば、長い時間を費やすこと無くトレードすることが可能です。

デイトレードを成功させるコツ

トレンドに逆らわない

どんなトレード手法でも言えることですが、相場の流れに逆らって取引することに優位性はありません。

逆に相場の流れに乗っておけば、多少エントリーのタイミングが甘くなっても、トレンドの勢いのお陰で利益を出せる可能性が高くなります。

ただし、押し目買いや戻り売りといったように、トレンドからの一時的な値戻しを狙うのであれば問題ありません。

長期足も確認する

デイトレードは15分足~4時間足を使用して短期的な値動きによって利益を出す手法です。しかし、精度を高めるためには日足や週足などもチェックして中長期的な相場の流れも把握しておく必要があるでしょう。

例えば短期的な上昇であっても、①中長期的なトレンドが上昇の場合と、②中長期的なトレンドが下落の場合では意味合いは少し違ってきます。

両者を比較すると①の方がより強く信頼性の高いトレンドとなります。一方で②の場合の上昇は、一時的な反発である可能性があり、信頼性には少し欠けてしまします。

また、テクニカル的な重要ポイントを探す際も、長期足でなければ見つけられないということもあります。

テクニカル分析はシンプルに

短期トレードに可欠かせないのがテクニカル分析ですが、わざわざ複雑で難しいものを使用する必要はないでしょう。

チャートを開くと色々なテクニカル指標が用意されていますが、どれも基は為替レートの推移に過ぎません。

⦁ ライントレード+②トレンド系のテクニカル指標+③オシレーター系の指標、それぞれひとつずつでも十分に分析を行うことができます。

おすすめテクニカル分析ツール

⦁ ライントレード(水平線とトレンドライン)
⦁ 移動平均線
⦁ RSI

デイトレードの例

最後にデイトレの取引例を紹介します。

移動平均線のパーフェクトオーダー出現時に押し目買い

強いトレンドが発生している時、移動平均線を表示させると短期・中期・長期の移動平均線が並行にそろうパーフェクトオーダーが出現していることが確認できます。

緑色・・・短期(20本)移動平均線
ピンク色・・・中期(50本)移動平均線
黄色・・・長期(200本)移動平均線


【ドル円15分足】

強い上昇トレンドでは、少し下落してもすぐに買いが入ります。チャート上では青色〇で少し下落しているため、買いでエントリーを行います。エントリー後、移動平均線と乖離が大きくなる緑色〇で決済を行えばしっかりと利益を出すことができます。

トレンド中の押し目買い(下落トレンドの場合は戻り売り)は成功確率が高くなるため、初心者の方にもおすすめのトレード手法です。

ゴールデンクロスでエントリー

次はトレンド転換後のエントリーを狙っていく手法です。トレンド転換のサインは移動平均線で捉えることができます。

下降トレンド→上昇トレンド・・・ゴールデンクロス
上昇トレンド→下降トレンド・・・デッドクロス

チャートでは、青色〇で短期の移動平均線が中期や長期の移動平均線を上方向に抜いていることが確認できます。これらがゴールデンクロスと呼ばれるものです。


【ユーロドル1時間足】

ゴールデンクロスが発生した後、少し値戻しのあった黄色〇で買いエントリーを仕掛けると、その後の上昇トレンドを上手くとらえ利益を出すことができます。

トレンド初動でエントリーするため、大きな利益を狙えるのがトレンド転換を狙うトレードの良い点と言えるでしょう。

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